今回は、竜王町山之上のお祭り、ケンケト祭りの2回目をお伝えします!
この日も、公民館にお邪魔しました。
前回、大鷺の昨年使用した飾りなどを外し、補修する様子をお伝えしましたが、
1週間で、このような感じになっていました!

鷺の部分は、きれいに白い紙が貼り直され、

先端には、青々とした杉の枝が付けられていました!

そして、この日は、大鷺を飾り付けていく作業が進められました。

まずは、作業の段取りを保存会の皆さんと上り役の皆さんで確認します。

本来、ケンケト祭りを執行する中心となる「上り役」の皆さんがすべての準備されるそうです。
しかし、21歳で上り役をするのは一生に1回、上り役を務める皆さんは、毎年、「初めて」のこととなります。
ですから、準備をするのにも、なかなか上手に動けません。
そこで、保存会の皆さんの出番です!
「やってみる?」
という促しをきっかけに、上り役の皆さんの手が動き始めました。
保存会の皆さんの指導の通りに、大鷺に羽を付けていきます。

作業を進めるうちに、上り役の皆さんの作業にも熱が入り、集中してくる雰囲気がひしひしと伝わってきました!
色鮮やかな羽が付けられていきました。

こうして、ケンケト祭りは、上り役の皆さんの中で、「自分たちの祭り」になっていくのですね。
この後、鷺に絵を描いたり、御幣のような5色の紙を付けたりと作業は進みますが、
完成した大鷺を拝見するのは、5月3日の本番のお楽しみということにしておきましょう!
公民館の中でも準備が進められていました!

こちらは陣笠!
色彩豊かです。
公民館の中では、わらじの補強をされていました。

補強をしなくては、1日中動くお祭りではわらじが破損してしまうそうなのです。
近年、わらじを編める人が少なくなり、技術の伝承も望まれるということでした。

わらじに白い布を編みこんで補強をされていました。

そして、夜は、長刀振りや太鼓、鉦打ちなどの練習です。

こちらは杉之木神社での練習の様子です。

ここでも、1つ1つの振りを先輩から教えてもらいながら、熱のこもった練習が繰り返されていました!

練習が終わり、本番用のわらじをもらって帰宅します!
この後、全員参加しての合同練習などを経て、5月2日には日野川で禊(みそぎ)をして、清め、5月3日のケンケト祭りの本番へと進んでいきます!
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